新年度を迎えて

新年度を迎えて   法人より
統括施設長  永井裕二

日本が、全世界が、新型肺炎コロナウイルスの影響でおおきな不安に包まれている中、新年度を迎えましたが、桜の花はそれらとは関係なく例年のように美しい花を咲かせています。
不安な中でも利用者の皆さんが元気にお過ごしいただいていることに安堵しながらも、感染拡大予防にはより気をつけていきたいと思います。
当法人では、昨年度より検討し、準備してきた2つの事業を形にしていく大切な1年となります。
1つはグループホームと短期入所(ショートステイ)を併設した事業です。
現在、法人全体で83名の成人の方がサービスを御利用されていますが、そのうち約30名が50歳を超えておられます。保護者の方も80歳前後の方が多くなり、御兄弟が保護者となるご家庭も増えてきました。
このような中、グループホームの必要性が高まっており今年度中の完成を目指して準備を進めています。
2つ目は障がいをもつ児童、生徒が対象の放課後等デイサービスの新設です。
現在運営している放課後等デイサービス事業所『つくしステップ』は、利用契約者も大勢になり事業所内が手狭になっているうえ、小学1年生から高等部3年生が同じ空間で活動する状態です。そこで、高学年の利用者を対象に就労支援に力を入れたサービスを提供する放課後等児童デイサービスの新設に取りかかっています。これも今年度末の完成を目指しています。
今年度は法人としても大きな事業展開の年として、法人内での連携はもとより、あらゆる関係者の方々の御支援、ご協力をが必要となってまいります。どうぞよろしくお願い致します。
これらを実現していくうえで、法人理念にもある『わが子の幸せを願い、汗を流して立ち上げた法人』というご家族の思いに応えられるよう、また、利用者の方それぞれの思いに寄り添うことができるよう、職員一同が心をひとつにして邁進していきたいと思います。